2009年9月26日土曜日

連休中のプチ自転車旅行~その3(ラスト)~

【4日目】
たまたま通りかかったマンガ喫茶(山ん馬とかいったかな?)だけど、疲れたからだを休めるには適していない場所だった(もともと、そういう用途で入る人は想定していないだろうw)。
何より、横になるスペースが皆無。座るところしかない。5時間パックで入ってしまったので、とりあえず座って寝る。でも1時間半で目が覚める。同じ姿勢で寝ていたため、腰が痛い。この時点で23時半(4日目というか、まだ3日目の話だ)。

何とか寝ようと試みて、1時間ほど追加で睡眠をとるも、やはりすぐ目が覚める。ここまでくると、もう寝る気すら失せていた。マンガ喫茶とは言っても、一応目の前にPCがあるので、今後のルートなどを確認して、店を出た。寝るために入った店で寝る気が起きないのであれば、長居する必要はない。

この日の空は生憎の曇り空。あの星空は雲の上だ。残念。

3時間弱休んだとはいえ、サドルにまたがるとやっぱりまだケツが痛い。痛いことが分かっていたので、レーパンを2枚重ねておいたのに痛い。この痛みは、股ずれみたいに擦れて痛いのではなくて、サドルからの圧迫感(?)によって痛むのだからタチが悪い。路面が悪くて凸凹しているところをサドルに座ったまま走ってしまうともう最悪だ。

お腹がすいていたので、出発してすぐのところにあったセブンイレブンで軽く食事をして、再出発。このとき午前3時。

ケツの痛みは相変わらず。これに加えて気分も悪くなってきた。おそらく、眠気と疲労とその他のストレスが入り交ざったようなものだったんだと思う。もうこんな状態では走れない、と思ってしまったが最後。午前3時半に終止符を打つことにした。

終わることにしたといっても、どこかしらの駅までは行かないと、自宅まで帰れない。自宅まで最速で帰るなら、新幹線の通っている駅、名古屋駅までは行かなくてはならない。
名古屋駅はリタイアしようと決めた場所から10kmほどあった。途中、信号待ちで止まっているとき、眠さのあまり、何度か寝てしまいそうになった(落車しなくてよかった...)。

名古屋駅には午前4時過ぎに到着。扉が閉まっていて、駅構内にすら入れない。ゆっくりとホイールを外して輪行袋の中へ自転車を詰める。やることがなくなって眠さと格闘していると、扉が開いたので、駅構内へ。

始発の新幹線の切符を手配したのが午前5時。始発とは言っても、出発は6時半前なので1時間半もある。あの眠さの中、1時間半待たなければいけないというのは、本当にきつかった。

ふと外に目をやると、路面が濡れている。雨が降ってきていたみたいだった。このときになって、自分のリタイアを正当化できた。あのまま走り続けていて雨に降られたら、確実に風邪をひいていただろうから、これで良かったのだと。



自動改札が機能し始めるのと同時に、改札をパスして駅中の売店でサンドイッチを購入。このときになるとだいぶ気分は良くなっていて、お腹がすいていた。

新幹線に乗り込む前にサンドイッチは食べてしまい、乗り込んだあとは東京まで完全に熟睡していた。電車の速さはやっぱ凄い。

自宅まで帰るとシャワーを浴びて、すぐにベッドへ。午前11時に寝て、午前8時に起きたw こんなに寝たのは初めてだww



結局、予定していた富山→東京は途中でリタイアし、富山→名古屋となってしまった。でも、今回の経験は、いろんなヒントを自分に与えてくれたと思う。
何を準備すべきか、何を持つべきか、逆に何を持つ必要がないか。
走行中に注意すること、休憩はどの程度取らなければならないか。

これからブルベに挑戦していく上で、少なからず糧となってくれるはずだ。
そういう意味では良い旅ができたんだと思う。

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